ペアーズに女性のサクラは存在する？いるならその見分け方は？

マッチングアプリの大手として人気のあるペアーズ。

編集部もこれまで大勢の女性と出会っており、今や出会いの場が少ない人にとって救いの神となりつつあります。

そんなペアーズですが、インターネット上では「サクラがいる」と指摘されることも。

そこでこの記事では、ペアーズに女性のサクラは存在するのか？いたとしてどう見分けるのか？という点をご説明していきます。

そもそもサクラとは

サクラという単語の意味を調べると、

「公演主催者や販売店に雇われて客や行列の中に紛れ込み、特定の場面や公演全体を盛り上げたり、商品の売れ行きが良い雰囲気を作り出したりする者を指す隠語」

と表されます。

要するに利益や宣伝を目的としたヤラセ行為。

これをペアーズにあてはめた場合、「事務局が人を雇い、有料の男性会員を獲得するためにいいねを送ったりメッセージのやり取りをしたりすること」といえます。

いまや超大規模マッチングアプリとなったペアーズですが、インターネット上では「ペアーズでサクラの被害に遭った」と主張する男性が絶えません。

果たしてペアーズは本当にサクラ行為を行っているのでしょうか？

次章以降ではこの点について説明していきます。

ペアーズにサクラは存在するのか？

「ペアーズでサクラの被害に遭った」「ペアーズはサクラが多い」などといった口コミは至る所でみつかりますが、はっきりいってこれらの指摘は間違い。

編集部の見解ではこれらの口コミは出会えなかった男性達の被害妄想、あるいはサクラという単語の意味を間違って解釈しているのだと思われます。

実際、編集部は長年にわたってペアーズを利用していますが、「この女性はサクラだ」と確信できたことは一度もありません。

マッチングしたのに一度もメッセージを返してこない女性や、「本当に恋活する気があるの？」と感じる女性は大勢いますが、いずれも後述するサクラの特徴に当てはまっていないのです。

ペアーズにサクラが存在しないと考える理由

ペアーズにサクラがいないと考える根拠は以下の通りです。

すでに十分な会員数がおり、サクラを雇う必要がない

ペアーズは高い知名度を誇っており、広告を打つたびに大きく会員数を伸ばしています。

その結果、会員数はマッチングアプリ業界No.1。

2020年10月時点における公式発表では累計会員数1,000万人。アクティブな会員は男性が約267万人、女性は約117万人ほどです。

ここで考えていただきたいのは、これほどの規模を持つマッチングアプリにおいて、収益上または宣伝広告上十分な効果を得るために必要なサクラは何人なのか、という点です。

267万人もの男性会員とやり取りするには数万人規模のサクラが必要。

仮にやり取りの対象を新規の男性会員に絞ったとしても数千人規模の雇用になります。

そこにかかる人件費を考えたら、わざわざサクラを雇うより広告宣伝費にお金を使った方が効果は大きいでしょう。

費用対効果が見合わない

数千人規模の雇用を行った場合、かかる経費は人件費だけではありません。

事務所賃料、交通費、通信費、端末購入費、光熱費etc…。

これらを合計すると莫大な金額になります。

その一方で、男性会員一人から入る売上は月に数千円程度。アルバイトの時給3～4時間分にしかならないわけで、費用対効果がまったく見合わないのです。

ペアーズにサクラとした雇われた女性が未だかつて見つからない

前述の通り、新規の男性会員だけを対象にしたとしてもサクラは数千人規模で必要になります。

これほどの大規模な雇用は東証一部の上場企業であっても難しいのですが、仮に雇用できたとすれば「以前ペアーズのサクラをやってました」という女性がチラホラ見つかっても良いはずです。

しかしながら、編集部が知る限りそのような女性は一人もいません。

Twitterや掲示板など、匿名で利用できるSNSがたくさんある現代において、元ペアーズのサクラによる暴露投稿が見つからないこと自体、サクラがいない証拠といえるでしょう。

月額固定制なのでサクラを使うメリットがない

根本的なことですが、月額固定制のペアーズではメッセージがし放題なわけですから、サクラを雇ってやり取りさせても売上は伸びません。

そのためサクラの出番といえば無料会員に対するいいねの送信や、その無料会員とマッチングした場合の初回メッセージくらいです。

しかしがら、これらの作業はAIによる自動送信が可能であり、費用も圧倒的に安く済みます。

つまり、莫大なコストをかけてサクラを雇っても、実際には任せる仕事がなくメリットもないのです。

サクラの特徴を踏まえた見分け方

ペアーズにサクラはいないと考えられます。しなしながら、出会い系サイト業界では過去（10年ほど前まで）においてサクラ行為が横行していました。

目立たない事務所に複数のアルバイトが集められ、交代制で男性会員とメッセージのやり取りをするのです。（当時、編集部はその現場を実際に訪れており、一部始終をみています）

こうした過去があるため、ペアーズを利用するなら万が一に備えてサクラの見分け方を知っておくべき。

そこで代表的なサクラの見分け方をいくつかご紹介します。

話が繋がらない

サクラにありがちなのが「話が繋がらない」ということです。

例えば、過去に名前や職業を教えておいたはずなのに、「お名前、聞いてもいいですか？」「お仕事は何をなさっているんですか？」などと改めて尋ねられることがあります。

また、女性側のキャラ設定が以前に聞いたものとは違うことも。（北海道出身と聞いていたのに急に大阪出身といいだした等）

こうした現象が多々見られた場合はサクラと考えて間違いないでしょう。

異常なほどに好意的

出会い系サイトであれマッチングアプリであれ、本物の女性会員は奥手で受け身なものです。

しかしながらサクラは非常に積極的で、早い段階から好意を伝えてきます。

女性からの好意は嬉しいものですが冷静に考えると「今の時点でそこまで好意を持つのはさすがにおかしいのでは？」と気付くはず。

実際、たかが数回のやり取りとプロフィール内容だけで熱烈な好意を抱くなんてことは起こりえません。

したがって、相手の女性が積極的であればあるほどサクラを疑うべきです。

日によって文体が異なる

サクラ行為は複数人のアルバイトで成り立っています。

1人のアルバイトが数十人の男性会員とやり取りするわけですが、勤務がシフト制になっていることからどうしても引継ぎが発生します。

そのため日によってメッセージの文体や使われる絵文字が微妙に異なるのです。

どのアルバイトも引き継ぎ前の文体を真似してメッセージを作成しますが、細かい点で各自のクセが出てしまうので、注意深く読めば割と簡単に見分けることができますよ。

いくらやり取りしても連絡先の交換もデートもできない

サクラ行為は架空の会員を作り上げて行われます。

当然、プロフィール上の写真とアルバイトの顔はまったく違いますから実際にデートするわけにはいきません。

酷いときは男性のアルバイトが女性会員になりすましていることもあり、連絡先の交換も不可です。

一方、本物の女性会員であれば1週間ほどやり取りすれば連絡先の交換くらいはできるもの。

この点において明確な違いがあるので、いつまでも連絡先の交換ができないようならサクラの可能性があります。

ペアーズにサクラはいないが気になる噂が・・・

引用元：Yahoo!知恵袋

ご紹介した通り、ペアーズにサクラはいません。しかしながら気になる噂があります。

それは「無料会員の時に女性からいいねが届きやすい」というものです。

その典型的な例が上の画像にある投稿。こちらは2020年12月にYahoo!知恵袋に投稿された質問です。

「有料会員の登録をしぶっていたら、女性からメッセージがきた」と書かれています。

これだけならさほど不思議ではないのですが、「返信しても反応はなく、いつのまにか相手は消えていました」とも書かれています。

つまり恐らく実在しない女性からのメッセージを送り、それをエサに無料会員に課金させて有料会員化している、と考えられるわけです。

このような噂が立つのは、出会い系サイトなどで同様の事例が多いから。

課金を促すための策として昔からよく使われているとの噂があるのです。

証拠はないが・・・

上記のような手法をサクラというかどうかは微妙なところですし、そもそもペアーズがこのような手法をとっているという証拠はありません。

しかしながら、編集部も「無料会員の時の方が女性からいいね届きやすい」と感じているのは事実です。

詳しい統計データはなくあくまでも感覚の範疇ですが、同じように感じている男性は多いことでしょう。

もっとも、これをきっかけに有料会員となったとしても、他の女性とマッチングしてデートできれば結果オーライ。

サクラの証拠を掴むのが難しい以上、真偽について考えるよりも有料会員として女性とどうマッチングしていくかについて考えた方が有意義です。

まとめ

この記事ではペアーズのサクラ疑惑に関してご紹介しました。

ペアーズの会員数や料金システム、経費と効果について考えると、サクラがいるとは到底思えません。

それでも不安な人は本記事でご紹介した見分け方を頭に入れておけばOK。

また、仮にサクラが何人かいたとしても、本物の女性と出会えば結果的に課金したのは正解といえます。

したがって、出会いが欲しい人はサクラを警戒して登録しないのではなく、「最終的に恋人がみつかればいい」という前向きな気持ち登録してみることをおすすめします。