ペアーズでは最初のメッセージを無視されがち。返信がくる良い書き方とは

マッチングアプリのペアーズでは、男性から最初のメッセージを送るのが当たり前。

すでにマッチングしているわけですから女性から返信があるはずなのですが、実際には無視されることが多々あります。

最初のメッセージを無視されてしまってはマッチングできなかったのと同じ。

男性側は腹立たしい気持ちになることでしょう。

そこでこの記事では、ペアーズで最初のメッセージから無視される理由と、返信率をあげる良い書き方をご紹介していきます。

ペアーズでは最初のメッセージが無視されがち

長年ペアーズを利用している編集部が思うこと、それは「ペアーズは最初のメッセージから無視されがち」ということです。

もっと返信率の低いマッチングアプリがあるのは事実ですが、ペアーズの返信率も決して高いとはいえません。

そのため、マッチングできた段階では半信半疑。

最初のメッセージを送って返信が来た時点で、「本当にマッチングできた」と考えるようにしています。

最初のメッセージの内容次第で返信率が変わる

編集部では「最初のメッセージの内容次第で返信率が変わる」と考えています。

実際、これまでのマッチング履歴から最初のメッセージ別に返信率を計算してみると、大きな違いがあります。

まずは、下記のようなメッセージを送った場合。

「めっちゃ嬉しいです＾＾」の部分以外はほぼ挨拶のみのシンプルな内容です。

これを仮にメッセージAとします。

対して、下記のメッセージBは少々工夫を施しています。

メッセージAとの違いは、メッセージBでは共通点を書いているということ。（「しかも同じ○○出身！笑」の部分）

たったこれだけの違いですが、返信率を比べると大きな差が出ました

	メッセージA（シンプル）	メッセージB（共通点を記載）
マッチング人数	18人	23人
返信がきた人数	8人	16人
返信率	44％	69％

サンプル数が少ないとはいえ、ここまで差がつくとなると、メッセージBの方が内容的に優れていると考えるのが妥当。

つまり、最初のメッセージの内容次第で返信率を向上させることができるのです。

なぜ最初のメッセージから無視されてしまうのか

ご紹介したように、ペアーズでは約半分の女性が返信してきません。

やっとマッチングできたのに最初のメッセージから無視されるわけですから、男性がイラ立つのは当然のこと。

「だったら最初からマッチングするな」と思うことでしょう。

しかし、編集部がペアーズの女性会員にヒアリングしたところ、彼女達にはそれなりの理由があることが分かりました。

返信率を高めるヒントにもなるので、以下で女性が最初のメッセージに返信しない理由をご紹介します。

楽しくやり取りできる気がしなかった

ペアーズの女性会員は退会までに多くの男性とマッチング・やり取りを行います。

最初の頃はやり取りが楽しいかもしれませんが、中盤以降はむしろおっくう。

新しくマッチングするたびに挨拶から始まるので、完全に飽きてしまっています。

したがって、最初のメッセージが挨拶のみで送られてくると、「楽しくやり取りできなそう」「また挨拶から始めるのは退屈」と感じて無視するのです。

これは前述した編集部の検証からも明らか。

なかなかマッチングできない男性と頻繁にマッチングする女性とでは状況がまったく違うということを覚えておきましょう。

返事をするのが面倒になった

ペアーズの女性会員はたいてい3～4人の男性とやり取りをしています。

そのなかから脱落者が出たら新しく他の男性とマッチングして補充するわけですが、本命から対抗、キープと、男性のことを常に順位付けしています。

無論、やり取りは本命優先。

本命と短い間隔でやり取りしている間、キープへの返信は滞ります。

その結果、キープへの返信が24時間以上遅れることも多く、「今さら返信するのは面倒だ」と感じてしまうようです。

さらに、たくさん「いいね！」が届く（平均的なルックスの女性でも200～300件）という状況も未返信に拍車をかけます。

「どうせキープだし、他にも大勢からアプローチされている」という意識が働くので、本命以外の男性を粗末に扱う傾向があるのです。

何となくマッチングしてみただけ

ペアーズの女性会員は時として、「タイプではないけど、楽しくやり取りできるなら少しお話してみよう」と考えてマッチングすることがあります。

端的にいえば単なる暇つぶし。

本命の男性からなかなか返事がこない時や、友達との待ち合わせで時間が余っている時などにありがちな展開です。

これの問題点は女性がその場限りのやり取りを希望しているということ。

マッチング後すぐに男性から最初のメッセージが届き、なおかつその内容が面白い場合に限り返信するのです。

したがって、最初のメッセージのタイミングが遅れると、もはや用無し。

元々タイプではないので、暇じゃないときにわざわざ返信することはありません。

そもそも真剣に恋活していない

マッチングアプリは婚活向けと恋活向けの二つに分けることができます。

婚活向けの代表例はOmiaiやwith、ゼクシィ縁結びなど。

これらの女性会員は「早く結婚したい」という気持ちが非常に強く、わずかなチャンスでも逃すまいと一つ一つのマッチングを大切にする傾向があります。

一方、ペアーズは恋活向け。（その他、タップルやtinderなど）

ペアーズの女性会員も結婚を考えてはいるのですが、それよりは「もし素敵な男性がいたら付き合ってみたい」という気持ちの方が強いのです。

この点において婚活中の女性より本気度が低く、ちょっとしたことで「別に返信しなくてもいいや」と考えてしまうようです。

最初のメッセージの良い書き方

最初のメッセージの重要性はご紹介してきた通りです。

では、最初のメッセージではどんなことを書くべきなのか？

編集部が考える最初のメッセージに書くべき内容とは次の4点です。

マッチングできた嬉しさ

女性にアプローチするとき、まずは褒め言葉から始めるのが王道。

ペアーズにおいてはマッチングできた嬉しさを表現することが、褒め言葉の変わりになります。

上記のような文章を挨拶の次にもってきます。

この△△に何をチョイスするかが最初の勝負。

的外れなことを書いてしまっては意味がありませんから、相手のプロフィールをしっかり読んで、「その女性が自信を持っていそうなこと」を書くのがコツです。

「僕の好みにピッタリ」と書いてはいますが、実際には自分の好みではなく、相手が褒められて喜びそうなことを書くべき。

など、内面的なことを書くようにしましょう。

恋愛への本気度

ペアーズの男性会員のなかには遊び目的の人もいます。

女性会員はこの遊び目的の男性が大嫌い。

したがって、「遊び目的ではない＝真剣に恋活している」ということは明確に記載しておくべきです。

この一文があるだけで真剣に恋活している女性の興味を強く引くことができます。

ちなみに、編集部は自己紹介にも同様の一文をいれています。

恋愛への本気度をより明確にできるのでぜひ行ってください。

共通点

女性は相性の良さを大事にします。

そして相性の良さに繋がるのは二人の共通点です。

趣味、性格、ライフスタイル、職業、出身地、好きな食べ物など、共通点は多ければ多いほど有利。

プロフィールのなかから共通点を探し出し一言書いておくのがコツです。

共通点がたくさんあるのがベストですが、相手によってはなかなか共通点が見つからないこともあるはず。

そんな場合は事実を捻じ曲げてでも共通点を記載してください。

もっとも、共通点がなかなか見つからないようでは、やり取りにおいてかなり苦労するはず。

そこからデートまでもっていくにはかなりのテクニックが必要になることでしょう。

2通目以降の話題となる質問

返信のしやすさを考えると、メッセージの最後は質問文で締めくくるのがベストです。

このようにYES/NOで答えられる質問にしておけば、女性側はさほど深く考えずに返信文を作成できます。

実はこの手軽さが重要。

「面倒だ」「答えにくい」と思われると返信が遅れたり来なかったりするのです。

また、質問の内容は前述した共通点に絡めるのがコツ。

これによって親近感が湧き、スムーズにやり取りできる雰囲気が出来上がります。

最初のメッセージの例文

ここまでご説明してきたポイントを踏まえて、最初のメッセージの例文をご紹介します。

この例文をテンプレートにすれば、ほとんどの女性に対して良質な最初のメッセージが作れるはず。

ペアーズでは最初のメッセージ送信時にテンプレート保存する機能があるので、上手く活用すればメッセージ作成の手間を軽減できます。

相手のプロフィールで参考にすべき点

例文を読んでお分かりのように、最初のメッセージには共通点や褒め言葉など、相手に関することをたくさん書かなければなりません。

したがって、相手のプロフィールを熟読することは必須。

なかでもとくに参考にすべき点は次の4つです。

写真

写真を見るとき、その人のルックスにばかり目が行きがち。

しかし女性はアプリで顔を加工していることが多く、ルックスを褒められてもあまり喜びません。（むしろ逆効果になることの方が多いです）

それよりは服装や表情をチェックすべき。

「清楚な感じでとてもオシャレですね」
「笑顔がとても素敵で印象に残りました」

このような点を褒めていくと、女性に好印象を与えることができます。

自己紹介

自己紹介は情報の宝庫。

真剣に恋活している女性ほど内容が濃くなっており、たいていは趣味や好き物、ライフスタイルなどが綴られています。

これらを女性がしっかり書くのは、「同じ感性の人と出会いたい」というサイン。

したがって、最初のメッセージの共通点に盛り込むには最適な内容となります。

コミュニティ

自己紹介と同様にコミュニティも共通点を探すのに役立ちます。

コミュニティには非常に多くの種類があり、しかも回答は任意。

それでもわざわざ載せていることを考えると、「これについてお話ししましょう」という女性からの意思表示だといえます。

自己紹介とコミュニティの両方に登場することはかなり重要な要素なので、絶対に見逃さないようにしてください。

身長と体型

身長や体型に関してコンプレックスを持っている女性は大勢います。

とくにコンプレックスになりがちなのが、

という二つ。

プロフィールでこれらを見つけたら、「好みの体型です」とフォローしてあげてください。

この一言によって女性は一気に気持ちが楽になります。

「私の短所を気に入ってくれるなんて珍しい」と考える女性は多く、「だったらこの男性がベストパートナーかも」という感情が芽生えやすいのです。

最初のメッセージに書いてはいけないこと

最初のメッセージでしっかりアピールすることは返信率の向上に繋がります。

しかし、なかには書いてしまったことで逆効果になることも。

そんな致命的なものを以下でご紹介します。

顔やスタイルについて

一般的に顔やスタイルを褒められると女性は喜びます。

しかし、それは実際に会っていることが前提。

写真だけでは分からないことの方が多く、よほどの確証がない限り最初のメッセージで顔やスタイルを褒めるのは避けるべきです。

その典型的な失敗例が下記のメッセージ。

女性のルックスに関する内容が大部分を占めていて、顔が好みのタイプだということはしっかり伝わります。

ただし、その写真は加工されている可能性が高く、女性側は「実際の私とは違うのに・・・」と思うはず。

まして女優に似ているとまで書かれてしまっては、「もう本当の顔を見せるわけにはいかない」と思うことでしょう。

スタイルに関しても同様で、最近のアプリは脚を長くしたりウエストを細くしたりといった加工が可能。

そうとは知らずに「細身で素晴らしいスタイルですね」などと褒めてしまってはプレッシャーになります。

このように、顔とスタイルを褒めることは逆効果になる可能性が高いため、仮に最初のメッセージで言及するとしても、「雰囲気が好み」「立ち姿が綺麗」などと抽象的な表現にとどめておくべきです。

女性のプロフィールにまったく関連しないこと

何かに関して自信のある男性は、それをアピールすることで女性の気を引こうとしがちです。

その何かに関して女性も興味を持っていれば良いのですが、プロフィールにまったく書かれていなければ興味を持っていない可能性が大。

にも関わらず最初のメッセージに書いてしまうと、「それをアピールされても・・・私のプロフィールを読んでないの？」と思われてしまうのがオチです。

例えば下記のメッセージ。

この男性は××に関してかなりの自信があるのでしょうが、女性のプロフィールと××の間に関連性がなければ、この最初のメッセージはほとんど内容がないということになります。

最初のメッセージに限らず、やり取り中は女性の好みに話を合わせるのがコツ。

いくら自信のあることでも、女性側が興味を示さなければ意味がないのです。

馴れ馴れしい表現

女性をデートに誘うにはある程度まで仲良くなる必要があります。

当然、メッセージの文体も少しずつ砕けたものにしていくべきなのですが、最初のメッセージから砕けていると単なる馴れ馴れしい人になってしまいます。

例えば、下記のメッセージ。

「明るく・楽しく・元気に」というモットーは分かりますが、最初のメッセージとしては少々砕けすぎ。

「ありです！＾＾」　⇒　「ありがとうございます」
「××ちゃん」　　　　⇒　「××さん」
「思ってます」　　　⇒　「思っています」
「よろしくです～」　⇒　「よろしくお願いします」

最低でもこの4点を修正しないと、まともな大人は相手にしてくれません。

砕けた表現は徐々に使っていけば良いので、最初のメッセージの段階では正しい丁寧語を使うようにしましょう。

ペースが速すぎる

マッチングの段階で女性が感じているのは、「この人、ちょっといい感じかも」という軽い興味です。

そこから気持ちが高まるかどうかはやり取りやデートの中身次第。

したがって、最初のメッセージからペースが速すぎる男性は「気持ち悪い」と思われてしまいます。

そんなペースが速すぎるメッセージの例が下記です。

結婚を考えているというのはアピールすべきポイントですが、いきなりその相手として名指しされると女性は驚いてしまいます。

「まだ会ってもいないのに・・・」
「この人、恋愛経験がまったくなさそう」

このように思われるはずであり、なかなか返信はもらえないでしょう。

女性はじっくりと見定めつつ段階を踏んで関係を発展させたがるものですから、そのペースにあっていないことは書かないようにしてください。

まとめ

この記事では、ペアーズにおける最初のメッセージについて、その書き方と注意点をご紹介しました。

出会いの場として人気のペアーズですが、最初のメッセージを無視されることが多々あります。

男性側にとっては大変失礼な話ですが、女性側にとっては「無視したくなるようなメッセージだった」というのが本音。

つまり、最初のメッセージの内容次第で返信率が大きく変わってくるのです。

この点をしっかりと理解し、女性が返信したくなるような最初のメッセージを書くようにしてくださいね。