ペアーズのマッチング率はどれくらい？実際に利用して検証

マッチングアプリの最大手といえばペアーズです。

過去には元AKB48・野呂佳代さん主演で映画の題材にもなっており、知名度は抜群。

マッチングアプリ未経験者から上級者までペアーズをファーストチョイスにする人は多いことでしょう。

しかしながら「ペアーズはマッチングしにくい」という意見もあります。

では、ペアーズのマッチング率はどれくらいが平均なのか？

また、どうすればマッチング率を高めることができるのか？

この記事では、実際にペアーズを利用している編集部が、マッチング率の平均と対策をご紹介していきます。

ペアーズのマッチング率はどれくらいが平均か？

ペアーズは20代中盤から30代前半くらいをメインとした恋活・婚活用のマッチングアプリです。

ゼクシィ縁結びやyoubrideのように婚活に特化しているわけではなく、むしろ「まだまだ恋愛したい」という女性の方が多くなっています。

とはいえ、ほぼ全ての女性が「将来を見据えた真剣なお付き合い」を望んでおり、軽い気持ちで利用している男性は簡単に見透かされてしまいます。

このことを前提にペアーズを利用し、その平均マッチング率を検証してみました。

編集部のプロフィール

本検証には編集部から二人の男性が参加しています。

	A氏	B氏
居住地	東京	東京
年齢	30歳	45歳
ルックス	平均的なルックス	イケメンではないが平均よりは上
身長	171cm	176cm
体型	平均かややむっちり	細マッチョ
オシャレさ	ノーマルなカジュアル	ストリートファッションでオシャレ
年収	380万円	600万円
性格	大人しくやや口下手、内向的	トーク力があり社交的

端的にいうとA氏はごく普通の男性。

人並みに恋愛してきたものの、モテるタイプではありません。

一方、B氏は年齢こそ40代中盤ですがモテるタイプ。

見た目が若く、最近まで20代の女性と交際していました。

ターゲットにした女性

A氏・B氏の二人がターゲットにした女性の検索条件は次の通りです。

検索条件	設定
居住地	東京、神奈川、埼玉、千葉
年齢の範囲	24～33歳
最終ログイン	24時間以内
身長	148～170㎝
体型	ややぽっちゃりとぽっちゃり以外
ルックス	平均以上（顔がはっきり分かる）
結婚歴	未婚
その他	こだわらない

なお、本記事ではこの検索条件を「基本条件」と呼び、検証のベースとします。

マッチング率

前述の基本条件に該当する女性の中から無作為に抽出した200人に対してA氏・B氏がそれぞれ「いいね！」を送信。

その後48時間以内にマッチングする確率について調べました。

	A氏	B氏
マッチング人数（率）	11人（5.5％）	5人（2.5％）
足あとの数	58人	33人
女性の平均年齢	26.4歳	31歳
ファーストメッセージ返信率	7人（63.6％）	4人（80％）
48時間以上経過してのマッチング人数	2人	1人
デートできた人数	2人	2人

A氏とB氏の結果を見比べると、マッチング人数（率）には倍以上の開きがあります。

いたって平凡なアラサーサラリーマンのA氏が5.5％のマッチング率ですから、同世代の人はこの数値を一つの目安にすると良いでしょう。

一方、デートできた人数はどちらも2人。

これはB氏の社交的で高いトーク力がメッセージのやり取りに生かされたからだと思われます。

マッチングに大きく影響する要素は？

平均的なマッチング率については前述の通りですが、ここで気になるのは「条件が違えばマッチング率はどう変わるのか」ということ。

そこで、

の3点に注目して別途検証を行いました。

プロフィール写真

マッチングアプリ業界では、「女性は男性を顔で選ぶ」と言われています。

おそらくそれは事実なのでしょうが、果たして男性のルックスはマッチング率にどれくらい影響するのでしょうか？

そこで編集部ではA氏のプロフィールを下記のように変更し、マッチング率の変化を調べてみました。

＜A氏のプロフィールの変更点＞

	変更前	変更後
ルックス	平均的なルックス	あえて写りの悪いものを使用
身長	171cm	175cm
体型	平均かややむっちり	細マッチョ
年収	380万円	650万円

もともと平均的なルックスのA氏ですが、あえて写りが悪い写真を使うことでルックスレベルを下げました。

その分、身長、体型、年収の3点をより良い条件に変更。

この内容で基本条件の女性200人に「いいね！」を送信しました。

女性がルックス以外の点を重視しているなら、以前と同等かそれ以上のマッチング率になるはずなのですが・・・

	変更前	変更後
マッチング人数（率）	11人（5.5％）	4人（2.5％）
足あとの数	58人	26人
女性の平均年齢	26.4歳	26.8歳
ファーストメッセージ返信率	7人（63.6％）	2人（50％）
48時間以上経過してのマッチング人数	2人	0人
デートできた人数	2人	0人

ご覧の通り、プロフィール写真の変更後は変更前と比べてあらゆる面で成績ダウン。

このことから、身長、体型、年収の3点よりもルックスの方がマッチング率に大きな影響を与える（女性はルックスを重視している）ということが分かります。

女性の人気度

続いて検証したのは、「女性の人気度がマッチング率にどう影響するのか」ということ。

ペアーズで有料会員になると女性がもらっている「いいね！」の数をチェックできるようになります。

平均的な容姿の女性だと新規登録後1ヶ月間でもらう「いいね！」の数は150～250程度。

そこで女性の基本条件に「300いいね！以上」という条件を加え、A氏が200人に「いいね！」を送ってみました。

	基本条件	基本条件+300いいね！以上
マッチング人数（率）	11人（5.5％）	3人（1.5％）
足あとの数	58人	17人
女性の平均年齢	26.4歳	29.3歳
ファーストメッセージ返信率	7人（63.6％）	1人（33％）
48時間以上経過してのマッチング人数	2人	0人
デートできた人数	2人	0人

300いいね！以上の人気会員に絞って「いいね！」を送ってみたところ、すべての面で大幅に成績がダウン。

A氏がプロフィール写真の質を下げたときよりも成績が悪く、人気会員の狙い撃ちは愚策であることがよく分かります。

抜群のルックスを持っている人なら話は別ですが、平均前後のルックスであれば、人気会員だけを狙うのは避けた方が良いでしょう。

年齢差

A氏とB氏が基本条件の女性に「いいね！」を送ったところ、結果はA氏の圧勝でした。

B氏の方がモテるタイプなのですが、年齢の部分ではA氏に劣ります。

また、基本条件の女性は全員B氏より12歳以上歳下。

この年齢差がマッチング率にどう影響したのかを調べるべく、B氏のターゲットを35～45歳（200人）に変更して検証してみました。（年齢以外は基本条件に同じ）

	基本条件	年齢35～45歳
マッチング人数（率）	5人（2.5％）	15人（7.5％）
足あとの数	33人	94人
女性の平均年齢	31歳	39.4歳
ファーストメッセージ返信率	4人（80％）	10人（67％）
48時間以上経過してのマッチング人数	1人	3人
デートできた人数	2人	6人

ご覧の通り、ターゲットの年齢層を変えるとB氏のマッチング率は大幅に上昇。

最終的に6人の女性とデートできており、成果は上々といえます。

マッチングアプリ業界では「年齢差が10歳以上あるとマッチング率が大幅に下がる」と言われており、その説を裏付ける結果となりました。

その他のマッチング率に影響する要素

長年マッチングアプリを利用し続けている編集部は、その経験からプロフィール写真や女性の人気度、年齢差以外にもマッチング率に影響する要素があると考えています。

上記二つを検証した具体的なデータはないのですが、影響があるのは明らかです。

季節的要素

特定の季節・時期においてはマッチング率が上昇する傾向があります。

その季節・時期とは、

の3つです。

4月中旬から5月中旬

4月といえば新入学・新生活のシーズン。

学生や新社会人のなかには住み慣れた街を離れて新しい街で暮らし始める人も大勢います。

その際、彼氏と離ればなれになって別れたり、友達のいない街に来て寂しさを感じたりするのは多々あること。

その結果、新しい出会いを求めてマッチングアプリを始める女性が多く、彼氏作りへの意欲も高いことからマッチング率が向上すると思われます。

7月下旬から8月中旬

7月下旬から8月中旬は学生なら夏休み、社会人もお盆休みが視野に入ってくる時期。

彼氏がいる女性はカップルでの旅行を計画している時期でもあります。

そんな状況を目の当たりにして彼氏がいない女性は焦りとうらやましさを感じているはず。

そのため、明らかマッチング率が上昇します。

また、夏本場をむかえて気分が開放的になっているのも関係しているのでしょう。

11月下旬から12月末

12月といえばクリスマスと大晦日。

いずれも恋人達にとっては重要なイベントであり、街全体がそれに向かって盛り上がってくる時期です。

この時期に恋人がいないという現実は非常に身にしみるもの。

「クリスマスまでに彼氏がほしい」「せめて年内には」という女性が増えるのも当然のことです。

コロナ禍

コロナ禍もマッチング率を高める要素の一つです。

感染拡大防止の観点から外出を自粛する人が多く、当然、出会いの機会は激減。

なおかつ、健康や金銭の面で不安を感じる人が多く、その影響から「はやく結婚したい」という女性が増えました。

感染拡大の状況次第ではデートを控える必要もあるのですが、マッチング率で考えればコロナ禍の時期は大きなチャンスといえます。

ペアーズでマッチング率を高めるには？

ご紹介してきた通り、マッチング率は様々な要素によって高くもなれば低くもなります。

これを言い換えると、「工夫次第でマッチング率を高めることができる」ということ。

下記の6点はマッチング率を高めるのに特に効果的なので、複数を組み合わせて試してみてください。

プロフィール写真をプロに依頼する

A氏による検証から、ルックスは身長や体型、年収よりも重要な要素であることが分かりました。

とはいえ、すぐに顔を整形するわけにもいかず、やれることといえば写りの良い写真を撮ることだけ。

アングルや光の当て方、表情、視線、背景、構図などの要素が完璧に揃うと、本来のルックス以上のものが映し出されることがあります。

そういったいわゆる「奇跡の一枚」を撮るには、プロに依頼するのが一番。

「OurPhoto」や「タイムチケット」、「Photojoy」などのアプリを使えばプロのフォトグラファーに直接撮影を依頼できます。

料金は安ければ数千円。

それで奇跡の一枚が手に入り素敵な女性とマッチングできるのであれば、安い買い物といえるでしょう。

メッセージ付きいいねを送る

ペアーズには「メッセージ付きいいねを送る」という機能があります。

文字通り、通常の「いいね！」にメッセージを加えて送るもの。

相手の女性に対する強い想いをメッセージに書いて「いいね！」できます。

この「メッセージ付きいいね！」の効果は高く、編集部の実績値ではマッチング率が20～30％ほど向上。

平均的なルックスの男性がイケメンに対抗するには写真以外の部分で勝負するしかなく、その意味で「メッセージ付きいいね！」は唯一の効果的な対抗手段といえます。

「メッセージ付きいいね！」は有料

マッチング率の上昇に非常に効果的な「メッセージ付きいいね！」ですが、送るには1通あたり3ポイントを消費します。

このポイントはペアーズのサイト内で購入するもの。

つまり、「メッセージ付きいいね！」は有料なのです。

＜ペアーズのポイント料金＞

	Web版	アプリ版iOS	アプリ版android
10ポイント	990円 （99円/1pt）	1,480円 （148円/1pt）	1,100円 （110円/1pt）
30ポイント	2,560円 （85円/1pt）	3,680円 （123円/1pt）	2,600円 （87円/1pt）
100ポイント	7,190円 （72円/1pt）	11,000円 （110円/1pt）	7,700円 （77円/1pt）
500ポイント	35,930円 （72円/1pt）	49,800円 （99円/1pt）	37,000円 （74円/1pt）

ペアーズのポイントは数万円分まとめて購入しても1ポイントあたり70円以上します。

つまり、「メッセージ付きいいね！」は最低でも210円以上かかる計算。

いくらマッチング率が向上するとはいえ所詮はファーストアプローチにすぎませんから、半分以上は無視されます。

そう考えると「メッセージ付きいいね！」は非常に高価。

ペアーズに投下できる予算が少ない人は「メッセージ付きいいね！」の使いどころと使い方を慎重に考えましょう。

プレミアムオプションに加入してみる

ペアーズは通常の有料会員の他に「プレミアムオプション」という上位版のコースがあります。

プレミアムオプションに課金すると以下のような機能が使用可能となり、なかにはマッチング率の向上に役立つものもあります。

プレミアムオプションは高い

マッチング率上昇の効果が期待できるプレミアムオプションですが、その料金は安くはありません。

＜ペアーズのプレミアムオプション料金＞

	Web版	アプリ版
1ヶ月プラン	2,980円/月	4,300円/月
3ヶ月プラン	2,560円/月 （7,680円の一括払い）	3,600円/月 （10,800円の一括払い）
6ヶ月プラン	1,990円/月 （11,940円の一括払い）	2,400円/月 （14,400円の一括払い）
12ヶ月プラン	1,080円/月 （12,960円の一括払い）	1,733円/月 （20,800円の一括払い）

比較的安いWeb版でも3,000円近くかかり、基本料金に換算すると3週間分ほど。

マッチング率ではなくマッチング人数を重視するなら、有料会員のコースを1ヶ月延長した方が効果的です。

そのためプレミアムオプションへの課金は自身の目的と戦略をしっかり決めてから判断してください。

顏写真がないまたは顔がよく分からない女性を狙う

A氏による検証から「人気度の高い女性はマッチングしにくい」ということが分かります。

競争倍率が高くなるので当然のことですが、それならば競争倍率が低い女性を狙えば良いだけのこと。

そして競争倍率が低い女性とは、ルックスが悪い人か写真を載せていない（あるいは顔がよく分からない）人です。

あえてルックスが悪い女性を狙う気にはならないでしょうから狙い目は後者ということに。

そこで、A氏を使って基本条件の女性と写真を載せていないあるいは顔がよく分からない女性とのマッチング率の違いを検証してみました。

	基本条件の女性	写真を載せていないあるいは顔がよく分からない女性
マッチング人数（率）	11人（5.5％）	14人（7％）
足あとの数	58人	53人
女性の平均年齢	26.4歳	25.6歳
ファーストメッセージ返信率	7人（63.6％）	8人（57％）
48時間以上経過してのマッチング人数	2人	3人
デートできた人数	2人	3人

写真を載せていないあるいは顔がよく分からない女性に絞って「いいね！」を送るとマッチング率の上昇がみられました。

その一方で足あとの数やファーストメッセージの返信率は下がっています。

これは写真を載せていないあるいは顔がよく分からない女性のなかには、やる気のない人（すでに放置となっている人）がいるから。

この点がネックではありますが、それでも3人とデートできており、成果としては問題ありません。

ちなみに、48時間以内にマッチングした女性14人のうち、平均以上のルックスをもつ人は9人でした。

バツイチ子持ちを狙う

人気度の低い女性という意味ではバツイチ子持ちも狙い目です。

子供がまだ幼く長時間家をあけることができないため、お泊りデートや二人での旅行などはあまりできません。

また、結婚となると血の繋がっていない子供を愛せるのか、という問題がでてきます。

そのため、たとえルックスの良い女性でも男性からもらう「いいね！」の数は少数。

同レベルのルックスの未婚女性と比べると30～40％ほど少ない傾向があります。

その分、マッチングしやすいのは間違いなく、マッチング率重視なら非常に良いターゲットといえます。

同世代を狙う

B氏による検証から分かる通り、男女の年齢差があり過ぎるとマッチング率が下がります。

そのため、年齢差は男性の方が上であることを基本とし、5歳下くらいまでがベスト。

それ以上年下を狙う場合は、本記事で紹介しているマッチング率を上昇させる要素をできるだけ多く含むようにしましょう。

まとめ

この記事では、ペアーズのマッチング率の平均と上昇させるためのコツを紹介しました。

平均的なルックスの男性がペアーズを利用した場合、マッチング率は10％未満となるのが一般的。

また、モテるタイプの男性であっても、ターゲットや送り方を間違えると3％未満になることがあります。

そのため、本記事でご紹介したコツをよく読み、少しでもマッチング率が高くなるように工夫しましょう。