更新:2021.11.23 作成:2021.11.23

マッチングアプリを遊び目的で利用すると危険!相手によってはトラブルに

出会いのツールとしてメジャーになってきたマッチングアプリ

恋活か婚活を目的とする女性利用者が多い一方で、遊び目的の男性利用者がいるのも事実です。

たしかに、マッチングアプリにはナンパよりも効率が良く、合コンやクラブ通いよりも低コストで出会えるというメリットがあります。

しかしながら遊びという軽い気持ちであるがゆえに、マッチングした相手とトラブルになるケースも多々あります。

この記事ではそんな遊び目的の男性が陥りやすいトラブルについてご紹介していきます。

マッチングアプリに遊び目的の女性はいない?!

マッチングアプリを紹介するサイトのなかには、「マッチングアプリを使えば遊び目的の女性と出会える」などと書いたものがあります。

それを信用してマッチングアプリを始める男性も多いようですが、はっきりいってこれは誤報です。

マッチングアプリを利用する女性に遊び目的の人はいません

まず一番多いのが真面目に恋活・婚活している女性。

これが全体の8割ほどを占めます。

それに続くのが冷やかし目的や興味本位で登録し、すぐに放置してしまう人。

さらには何らかの業者や悪徳会員もいます。

この業者や悪徳会員が男性を集めるために遊び目的っぽくプロフィールを作成していますが、実際にマッチングしてやり取りしてみると遊び目的などではありません。

つまり、遊び目的の男性が気軽に誘えるような女性はマッチングアプリにはいないわけで、それを目的に利用すべきツールではないのです。

遊び目的を隠して出会う男性が多い

マッチングアプリに遊び目的の女性がいないため、男性側が遊び目的丸出しではなかなか出会えません。

そのため多くの男性が「真剣に恋活しています」と嘘をつくことになるのですが・・・この嘘がトラブルの原因となります。

未婚の女性にとって恋愛はその後の人生を左右する大イベントです。

結婚に向けて適齢期の限られた時間を費やすわけですから、交際する男性も真剣であることが大前提

遊び目的が露骨な男性はもちろんのこと、それを隠して交際しようとする男性ももってのほかです。

一方、多くの男性はそこまで真剣に考えておらず、その結果、女性から「マッチングアプリには遊び目的の男が多い」と警戒されているのが現状です。

遊び目的の軽さを狙う悪徳会員がいる

遊び目的の男性は「傷つくのは女性側であって自分はノーリスク」と考えがちです。

そのため、「遊べれば相手は誰でもいい」というスタンスになり、相手に対するチェックが甘くなります

実際、相手の女性が普通の人なら警戒する必要はないわけですが、話はそう単純ではありません。

遊び目的の男性は恋活・婚活している人よりもチェックが甘くなるという実情を逆手にとって、詐欺を仕掛けてくる悪徳会員がいるのです。

詐欺の種類は様々ですが、人生を左右するほどの大金を騙し取られることもありますから、遊び目的だからと油断していると痛い目に遭います。

遊び目的の男性が陥りやすいトラブル

マッチングアプリにおいて遊び目的の男性が陥りやすいトラブルは主に3つあります。

  • ●痴情のもつれ
  • ●投資詐欺
  • ●ハニートラップ

「俺は大丈夫」と思っているかもしれませんが、大丈夫と考える根拠はなく実際には単なる過信です。

案の定、上記のようなトラブルに遭った話は度々ニュースになっています。

ネット上でも「女性ともめた」「○○に騙された」などといった口コミが散見されます。

したがって、マッチングアプリは遊び目的で使うべきではないというのが編集部の見解です。

次章以降でそのリスクを詳しく説明するので、遊び目的での利用を検討している人は今一度よく考えてください。

痴情のもつれに発展することがある

ほとんどのマッチングアプリは恋活や婚活をテーマにしており、女性会員もそのつもりで利用しています。

当然、お互いに真剣な気持ちだと信じて交際に踏み切るわけで、後に遊ばれたと分かると発狂寸前。

「嘘をつかれた」「不誠実な男だった」という思いから相手の男性に激しい怒りを覚えることも少なくありません。

その結果、嫌がらせをされたりストーカーされたりといったトラブルに発展することも。

最悪の場合、女性側が殺意を抱くことすらあります

マッチングアプリには固執する女性が多い

遊び目的の男性は「そこまで一人の男に固執する女性はほとんどいない」と考えることでしょう。

実際、バーやクラブでナンパした女性は男性が遊び目的であってもあっさり受け入れことが多く、トラブルに発展することはほとんどありません。

これは女性側も遊び慣れており、仮に遊ばれたと分かっても「他の男を探せばいいや」とすぐに割り切れるから。

いわば出会いに困っていない比較的モテる部類の女性です。

一方、マッチングアプリを利用する女性は遊び慣れておらず、出会いの機会もほとんどありません

それゆえ、一つの出会いに対する思い入れと期待が強く、「この人を逃したら次はないかも」と思い込みがち。

この思い込みが強い固執を生み、遊ばれたと分かった後に固執が怨恨へと変わるのです。

このように、リアルな場でナンパできる女性とマッチングアプリで出会える女性とでは考え方に大きな違いがありますから、安易な気持ちで遊び相手として選ぶのは大変危険です。

投資詐欺に引っかかることがある

マッチングアプリの台頭に伴って社会的な問題となりつつあるのが詐欺事件です。

とくに多いのが株やFXといった投資関連の詐欺。

恋活・婚活を目的として真剣にマッチングアプリを利用していれば、「投資には全然興味がない」と簡単に割り切れるのでしょうが、遊び目的の男性は「お、それって儲かるの?」と興味を抱きがち。

また、投資以外にも悪質なネットワークビジネスなどに引っかかるリスクもあります。

いずれも、数十~数百万円を騙し取られる危険性があり、十分に注意しなければなりません

投資詐欺の実例

2021年に発覚したマッチングアプリ関連の投資詐欺はいくつもありますが、なかでもセンセーショナルだったのは元SKE48の山田樹奈被告(2021年11月時点)による詐欺です。

山田被告とその仲間はマッチングアプリで知り合った男性に「バイナリーオプション(FX投資の一種)で必ず勝てる方法を教える」と話し、情報料として一人当たり数十万円を振り込ませていました。(被害総額は数千万円になります)

しかしバイナリーオプションで必ず勝てる方法などなく、提供した情報はごく当たり前の基本的なものばかり。

この行為が詐欺にあたるとして山田被告とその仲間が逮捕されたのです。(2021年11月時点では公判中)

他には投資資金を振り込ませて持ち去る詐欺事件も多発しており、各マッチングアプリ事務局が注意喚起しています。

誰もが被害者になりえますが、真剣さがない分だけ遊び目的の男性の方がリスキー。

そんな大きなリスクを抱えてまでマッチングアプリで遊び相手を探す必要はないでしょう。

ネットワークビジネス勧誘の実例

こちらはマッチングアプリを介してネットワークビジネスに勧誘した事例です。

ネットワークビジネスに勧誘することはマッチングアプリの利用規約違反ではあるものの、違法ではありません。

しかしながら本件では勧誘の仕方に問題があり、最終的に金銭的被害が発生しています。

本件で被害に遭ったのは女性ですが男性側が被害者になるケースもあるので要注意。

遊び目的の場合はどうしても相手へのチェックが甘くなってしまうので、こうした怪しげな勧誘に引っかかりやすいのです。

ハニートラップに遭うことがある

マッチングアプリの女性会員はそのほとんどが真面目な出会いを求めていますが、なかには遊び目的の男性を狙ってハニートラップを仕掛けてくる女性もいます。

簡単にデートのアポがとれるので男性側は喜んで出掛けていくわけですが、弱みをネタにゆすられて大金を失うのがオチ。

これも遊びやすさに舞い上がって相手のチェックを怠った結果といえます。

よくあるハニートラップの手口

マッチングアプリで行われるハニートラップの手口として多いのは、以下のようなものです。

  1. 女性が年齢を偽っており、実は18歳未満だった
  2. 「SNSを突き止めたから個人情報をバラす」と脅される
  3. 性交渉の直前に夫と名乗る男性が現れる

1のパターンで性交渉があるとほとんどの自治体で条例違反となります。

さらにデート中に飲酒させていれば状況は非常に不利。

後日、代理人を名乗る男性が現れ、「示談金を払わなければ警察に被害届をだす」と脅されます。

2は既婚男性や有名人、社会的立場のある人がよく引っかかるパターンです。

マッチングアプリを利用していたという事実と住所や職場などの個人情報が公になることを恐れる男性は多く、それをゆすりのネタにされてしまうのです。

3は古典的なハニートラップのパターン。

1や2は広義の意味でハニートラップといえますが、本来のハニートラップはこの3のパターンを指します。

女性の自宅や宿泊するホテルにあがりこみベッドでイチャイチャしだしたまでは良いのですが、その直後に夫と名乗る男性が登場。

「浮気だ」と騒ぎ出し、慰謝料を請求してきます

実際には夫婦ではないのでしょうが、夫役の男性は強面なことが多く、その場から逃れるためにお金を払ってしまう人がほとんど。

所持金を取られるだけで済めばラッキーな方で、なかには慰謝料として数百万円を支払う旨の念書を書かされる人もいます。

まとめ

この記事ではマッチングアプリを遊び目的で利用することの危険性についてご紹介しました。

手軽に出会えることから遊び目的に利用する男性が多いようですが、その結果、トラブルになっているケースも多々あります。

そもそも、マッチングアプリとは真剣に恋活・婚活する人が対象なので、軽い気持ちで遊ぶのは控えるのが賢明。

大きなトラブルのリスクを考えると、マッチングアプリで遊ぶのは割が合わないのです。